待機児童問題や保育園・幼稚園の不足を受けて今注目されている保育ママ(家庭福祉員)。
3歳未満のお子さんを有料でお預かりするお仕事ですが、保育園で働く保育士さんの様に雇用されて働くのではなく、独立して自分のペースでお仕事が出来る魅力があります。
2000年から厚生労働省より実施された制度であり、自治体と契約して開業するため独立と言っても安定したお仕事を得る事が出来ます。
無駄な書類仕事や行事の準備に追われてしまう事もありませんし、少人数の保育でしっかりと子供と向き合う事が出来る為、
現役の保育士さんも、また特にお仕事の経験や資格を持ってはいないけれど、子育て経験を活かしてやってみたい!と考えている主婦の方も増えています。
今回はそんな保育ママになるにはどうしたら良いのか、待遇はどうなのか、どんな仕事をするのかご説明します。
保育ママの待遇・自治体からの補助で固く稼げる
保育ママは各自治体が積極的に支援していますので、補助金が多く出ています。
例えば東京都江戸川区の場合・・・

保育補助費 月額 乳児1人につき7万円
環境整備費 月額 3万円(2人以上受託の場合には加算あり)
つまり乳児を3人預かれば最低でも24万円。
これに加えて保護者の方から頂く保育料が一人当たり3万円程度=3人で9万円。
24万円+9万円で33万円もの金額を手にする事が出来ます。
ミルクやお弁当、おやつ・オムツ・着替え等は保護者の方が持ち込んでくれますので、経費的な面も殆どかからないでしょう。
独立し、自分のやり方で仕事をしながら安定したお給料がこれだけ入ってくるのは魅力的ですよね。
保育ママになるために必要な条件は?
今までは保育士さんや幼稚園教諭の方で無いと保育ママにはなれなかったのですが、2010年より規制緩和が行われ、資格は必須ではなくなりました。
例えば乳幼児の育児経験があるなど、自治体が保育を任せられると認められる能力があれば、保育ママとしての認定を受ける事が出来ます。
自宅で開業する場合、通風採光の良い、6畳以上の保育専用の部屋が確保できること等、お部屋の条件なども満たす必要がありますね。
無資格・未経験でも保育ママになる事は可能?
現実問題として、完全に保育の経験が無い・・・となると保育ママに認定されることは困難でしょう。
ただし、保育のお仕事は保育補助など、無資格でもアルバイトから入れるところが多くあります。
無資格から開業を考えている方はこういったところで保育補助として実務経験を積んだ上で保育ママの認定を受けるのがベストだと思います。
実際に開業する前に、自分が保育の仕事に適性があるかどうか確かめる意味でも、実務を経験しておくことは有効でしょう。
保育ママとして既に開業されている方のところで、あるいは法人で働いてみる事も将来の独立に向けて大きな経験になりますね。
例えば業界最大級の保育求人数を誇る保育士バンクでは↓のような形で求人掲載されています。
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チャイルドマインダーという家庭的保育のスペシャリスト資格もオススメ
保育士等の有資格者の方にも無資格の方もオススメしたい資格がチャイルドマインダー。
家庭的保育のスペシャリスト資格で、厚生労働省のガイドラインに沿ったテキストで、通信講座を使って学ぶ事が出来ます。
本場イギリスでは100年以上の歴史がある資格で信頼性は高く、3ヶ月~半年程度で資格取得が可能。
保育ママになるに当たって大きなアピールになる資格ですし、保育施設や企業内保育所などで勤務する際にもアピールになる為、保育業界でキャリアを積んでいくうえで持っていて損の無い物です。
資料請求などは勿論無料で出来ますので、↓の公式サイトより確認してみて下さい。
保育ママは今必要とされ今後も需要・待遇の拡大が見込める
保育士不足が叫ばれ、待機児童問題が国全体の問題となっていながらも改善が進んでいない今、保育ママは大きな期待を背負う施策です。
保育ママとして子供を預かれる家庭保育事業に取り組む人が増えれば、それだけ子供を預けて働く事が出来る保護者の方も増え、社会全体の経済活動がスムーズに循環できます。
その為、国・地方自治体は今後も保育ママの待遇向上に力を入れていくでしょうし、広く一般に知られていく事で需要も拡大していくでしょう。
そんな今だからこそ、チャレンジする価値は大いにあります。
独立し、自分の力で食べていく事。
自分の考える質の高い保育で、子供達を笑顔にする事。
そんな理想の環境を、是非手に入れてください!