保育士の労働環境はブラック?改善する方法は?
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保育士さんはよく、労働条件が悪くブラックな職場で働いていると言われます。

実際に潜在保育士と呼ばれる保育士資格を持っているにも関わらず潜在保育士は76万人いると厚生労働省の調べで分かっており、保育士登録者数である約119万人から見ると実に50%以上の方が働いていない状態です。

多くの保育士さんは女性ですから結婚・出産を機に職場を離れるケースも勿論多くなりますが、それにしてもこの数字は大きく、それだけ保育士さんの労働環境が悪いことを表しています。

では、具体的に保育士さんの環境がどのように悪いのか、改善策は無いのか観ていきましょう。

保育士さん最大の悩み 給料が安い

保育士の給料が安い

保育士さんの労働環境が悪いと認識される一番の理由は給料の安さでしょう。

厳しい方は月15万円程度のお給料で働いている状態にあり、一般のバイトをした方がまだ稼げてしまうのでは?と考えてしまいますね…

政府は処遇改善のための施策を進めており、2017年には全職員の賃金を月約6000円引き上げ、経験豊富な職員には月4万円を上乗せする施策を実施していますが、これが実際に現場で働いている保育士さんに反映されているかというと・・・また反映されたりしても月6000円ではまだまだ解決には時間が掛かりそうです。

短大卒の正規保育士ですと、初任給は15万円〜16万円程度になってしまうケースも多く、生活していくだけでギリギリ・・・という

保育士さんの平均待遇を他の全産業平均と比較すると、月額10万円ほどお給料が安いという統計が出ており、保育士さんのお給料はかなり厳しい金額になっています。

サービス残業も多く・・・というより残業代を出している保育園の方が少なく、出勤時刻や退勤時刻を管理するタイムカードなども存在しない事が多々あります。

泣きたい

保育士のお仕事は好きだけど・・・お給料的に続けるのが難しいよ

このように苦しんでいる保育士さんが沢山いらっしゃるのが現状です。

仕事量が多く労働時間が長い

保育士さんと言えばシフト制でサービス残業は勿論、家に帰ってまでも持ち帰りの書類仕事をやる必要があったりと、かなりの激務です。

お給料が安いので人手が集まらず、人手が集まらないから一人一人の負担が大きくなり・・・という悪循環ですね。

特に運動会やお遊戯会などの行事があると、その準備のために仕事が増えるため、なかなか楽になりません。

週休2日取れないケースも多く、週6勤、隔週で週5勤などの保育園が目立ちます。

女性だらけの職場で人間関係が厳しい

保育士の人間関係

人間関係は合う合わないがありますから一概には言えませんが、基本男性保育士は殆どおらず女性中心の社会ですので、いじめのような話も珍しくありません。

怒り

なんでそんなにドンくさいの!仕事やる気あるの?あなたみたいな保育士がいるから・・・!

先輩保育士に嫌われると、仕事上必要な肝心な連絡を自分だけ共有して貰えなかったり、人の嫌がる仕事ばかり押し付けられてしまったり・・・

また、保育士さん同士の人間関係だけではなく、保護者の方との関係も気を遣います。

中怒り

なんでウチの子をもっと優先しないの!ウチの子だけ見てればいいでしょ!

いわゆるモンスターペアレント的な方もいらっしゃいますし、そうでなくてもどの親御さんも自分の子供が一番かわいい事に変わりはありませんので、保育士さんに対して強く当たってくるケースは多々あります。

仕事がきつくても人間関係さえ良ければ・・・という方も多いと思いますが、保育園の場合はなかなか厳しい側面があります。

退職出来ない雰囲気を作ってくる

面接官

今年度の退職は禁止ね、もしそれを振り切って退職したいなら、全体の職員会議でその場にいる全員に納得がいく説明をするように

ちなみに本来、退職届をだしてから2週間経過すれば労働者は退職できると定められています。

しかし職場の迷惑を考え、1か月前には申し出るのが一般的な退職になりますが・・・上記のように園長先生が退職できない様な高圧的な雰囲気を作ってしまうなどの話は実際にあります。

また、そのような理不尽過ぎる話までいかなくとも、保育士さんは年度末で無いと辞めにくい風潮があるのも事実。

クラス担任などを勤める事が多く、途中で他の人に変わる事がなかなかやりにくいというケースはとても多いですね。

そして心や身体を壊してしまう・・・その前に

書類仕事で残業

このようなブラックな労働環境ですと心や身体を壊してしまいますよね・・・

子供達の為に頑張りたい気持ちはとても素晴らしいですし、大切な事ですが、それと同じぐらい、いやそれ以上に働く保育士さん自身こそが一番大切なんです。

もし、今辛い環境で限界を感じている方がいらっしゃれば、無理せず退職を検討してください。

何故なら今保育士さんは売り手市場でどこでも必要とされており、最近は待遇が大きく改善している職場が増え始めているからです。

これは自然の流れで人手不足を解消するために、他よりも良いお給料、良い待遇を用意して保育士さんを迎えようとする、人材を確保しようという戦略が出てきて当たり前なのです。

例えば大企業の社内で運営されている保育所などは、予算の限られている保育園などと違い、働く保育士さんに多くの給料を出す事が出来ますよね。

さらに企業内であれば運動会やお遊戯会などの行事もほぼ無く、土日はお休み、保護者の方も同じ社内にいるため連絡が付かずお迎えがいつになるか分からない・・・という事もなくなります。

例えば保育士専門の転職サイト、保育士バンクではこのような良質な求人が非公開求人などで多く抱えられており、登録者だけが競争率の低い状態で選考を受けられるようにしています。

コンサルタントに希望を伝えれば、条件に合った求人を提案してくれますし、一人では難しいお給料などの条件交渉や内定辞退も行ってくれるので、同じ求人でもより良い待遇で転職できる可能性が高いです。

履歴書の添削や面接対策などもしてくれますし、何より相談するコンサルタントは実際に保育園や企業に足を運んで人事担当者と話し、実際に残業はどうなのか、雰囲気はどうなのかと言った内情も知っていますので応募する保育園や保育施設がブラックなのかどうか相談する事で事前に見極める事が出来るのが大きいですね。

腰を据えて働く事が出来る新しい環境を見つけて、子供達だけでなく、どうか保育士さん自身も幸せになれるような仕事に取り組んでくださいね。

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