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2歳児は感情表現も豊かになり、使える言葉の種類や行動なども増えていくため、保護者の方も保育士さんも大変な時期です。
特に【イヤイヤ期】と呼ばれる何をやらせようとしても「イヤ!」と反抗してくるのがこの時期。
第一反抗期とも呼ばれていて、対応が難しく、保育のプロも頭を抱える時期でもあります。
そんな2歳児保育で注意すべきポイントを見て行きましょう。
保育士さんも保護者の方も参考にしてくださいね。
イヤイヤ期だからって叱りつけないで!しっかり子供と向き合おう
何でもかんでもイヤ!と返されると思わず
もういい加減にしなさい!イヤイヤ言ってるんじゃないの!
と、怒鳴ってしまいたくなるお気持ちも良く分かりますが、やはりこれはいけません。
2歳児のイヤイヤ期がどんな原因で起きるのか
2歳の子供たちはこんな感情を抱えているんです。
こんな事に挑戦したい!でも上手く出来なかった・・・悔しい
今の気持ちをお母さんに伝えたい!でもどんな言葉にしていいのか分からないよ
こういった感情のストレス、表現できないもどかしい気持ちが【イヤ】という言葉に凝縮されて現れてしまうんですね。
決して保護者の方や保育士さんをただ無意味に困らせているワケではありません。
そう考えれば、少し気持ちが楽になりませんか?
イヤイヤ期の子供に接する方法
一方的に叱りつけるのも、子供の欲求を全て叶えてしまうのも、どちらもダメです。
子供がやりたがる事は出来る範囲でやらせてあげましょう。
そこで上手く行かなければまた子供はイヤイヤと駄々をこねてしまいますが、その時に力を貸してあげて、こうすればいいんだよ、一緒にやると出来るね、などと声をかけてあげましょう。
また、結果だけで評価せず過程を重視してあげるのも大事。
「前回より上手になってる!凄いね」
チャレンジしている子供たちが、結果失敗に終わっても、そこで挑戦を終えてしまわずに、一歩一歩積み上げていける努力家になれるように促してあげましょう。
それでもイヤイヤ!となってしまう子供には共感を示してあげましょう。
「難しいよね、大変だったよね」
子供達はあなたの理解を求めています。
まずは共感を示してから、でも前より上手くなってるから、また今度挑戦してみよう?などと、次に繋げていければベストですね。
なんでなんで?どうしてどうして?2歳児の疑問にも向き合おう
2歳児は好奇心が強くなる時期、この時期は保護者の方も保育士さんも、なんでー?どうしてー?と質問攻めに合う事が多いでしょう。
あーもうウルサイ!めんどくさい!
という対応をしてしまうと、せっかくの子供の好奇心を阻害してしまいます。
何でも知りたい!という気持ちを育てれば、よく勉強したり、知らない事を自分で調べられる子供に成長していきますので、この対応は大事にしたいですね。
すぐに分からなくても調べて教えてあげたり、また同じ質問を何度も投げかけられてもウンザリせず、子供に質問したらダメなんだと思わせないように、傷つけないようにしてあげてください。
2歳児の難関 トイレトレーニング
トイレトレーニングは個人差があるものの、2歳児は特にトイレが出来る子、出来ない子が現れる時期です。
ウチの子まだ出来ないけど大丈夫なのかな・・・
と心配になる保護者の方も多いと思いますが、出来なくても焦る必要はありません。
いつからトイレトレーニングを始めたらいいのか?については以下を参考にしてください。
トイレトレーニングを始める時期 これが出来たら始めよう
立って歩けるようになっている事
2歳を過ぎても立てない子はいますし、その子にトイレトレーニングをさせるのは少し早いです。
まずは立って歩けるようになっている事、自分でトイレにいけるようになってからトレーニングした方がいいですね。
おしっこの間隔が1時間程度あけられるようになってからでも遅くない
赤ちゃんの頃にはおしっこを我慢する機能や、そうしようと思う感情が発達していませんので、1日20回おしっこをする事も珍しくありません。
これが2歳児程度になると、だんだんと間隔も伸びていくようになり、最初は20分以下だったものが1時間、2時間と空けられるようになっていきます。
勿論個人差はあるので、厳格に判断する必要は無いですが、何度も何度もおしっこをしている状態でトイレトレーニングに入るのは、保護者の方も子供達も負担が大きいです。
1時間ぐらいあけられるようになるまでは、長い目でゆっくり見守って良いと思います。
自分の気持ちを言葉で伝えられる
「しーし」
「おしっこ」
などと言葉に出すことが出来れば完全にトイレトレーニングを始めて良い時期です。
保育園の場合は2歳児のトイレトレーニングが本番
保育園の場合は1歳半頃からトイレトレーニングを始めているケースが多く、2歳児は本番になる事が多いですね。
やはり【イヤイヤ期】が壁になりますので
「出ない!」
「しないよ!」
などと言われて困っている保育士さんも多いのではないでしょうか。
このような場合一旦引いて、特に遊びに夢中になっているときに時間だからとトイレに誘うのは避けた方がいいでしょう。
丁度遊びが一区切りついた時に、声をかけたり、遊んでいる間であれば、「これが終わったらトイレ行こうか?」などと声をかけておくのがいいですね。
おもらしは必要な経験 責めないで
おもらしをすると慌てて対応してしまう方も多いと思うのですが、そうすると子供は傷ついてしまうかもしれません。
おもらしをすることで、排泄の感覚や、またどのぐらいで漏れてしまうのかなどが子供自身も分かっていきますので、攻める事無く、当たり前のように接してあげてください。
むしろおもらしをする事で経験を積んでいると考えましょう。
2歳児はこちらから誘ってトイレに行く時期と、自分でトイレに行く時期とが重なります。
仮に声をかけなかったから漏らしてしまうとしても、それも経験と考え、何もかもこちらで手を貸してあげるのではなく暖かく見守りましょう。
トイレをキャラクターなどで可愛く飾り付けると効果的
なかなかトイレに行きたがらない子供たちの為に、トイレをキャラクターなどで可愛くデコレーションします。
「これから〇〇(キャラクター名)に会いに行こうか?」
と子供を誘う事で、トイレに行くという抵抗感を下げ、楽しい気持ちでついてきてくれるようになります。
やはり子供たちは殺風景なトイレよりも、キラキラした楽しそうな場所が好きです。
保育士さんにとっては子供をトイレに連れて行くまでが一番の難関ですから、少しでもスムーズに進められるように是非試してみて下さい。
ささいな成功もしっかり褒めよう
トイレについてきてくれる、それだけでも褒めてあげるようにしましょう。
トイレに行く事で褒めてもらえるんだ!よし、頑張ろう!と子供たちが思ってくれたら最高ですよね。
保護者の方にも協力していただき、ご自宅でトイレに行けたらご褒美にシールをあげるなど、子供が喜ぶしかけを是非用意してあげてください。
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